たまにだがパスタ料理をする.知り合いから教わったアサリと海老が入ったトマト味のパスタ料理だ.アサリの出汁が出るので素人の私でも美味しく出来上がる.海老もプリプリの食感になる様な時間調整もできるようになった.パスタの茹で時間に合わせてだから最初はてんてこ舞いした憶えがある.
料理を重ねるうちにだんだんコツも分かってきて,要は,うまみを貝類か肉類かなにかで出してそこにゆであがったパスタを加えりゃいいんだ,ぐらいに把握したところで,ベーコン味のパスタも作ってみた.
食べて見るとこれが自分でも信じられないくらい美味い.ふむふむ,そういうことかぁ.
得意になった私は,パスタ開眼!と自分に宣言しさっそく知り合いの主婦に自慢した.
『そうそう,パスタって簡単にできて,そこそこ美味しく出来上がるよね.インゲンかサヤエンドウなど入れると色合いもステキだしね......』
私は聴いてて色合い鮮やかな美味しそうなパスタ料理をイメージできた.『なぁるほど,お料理って目でも食べるんだね』と今頃だけど気がついた.そして自分の浅はかさと向こう見ずさを再認識した.
写真は『ベンチ』
2009年11月3日 リスボン(ポルトガル)にて撮影
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