晩秋とはいえ，北緯50〜60度，日本の付近でいえば，樺太の北部，カムチャッカ半島の中部くらいの緯度．寒くないはずはない．なのに，寒くない．学生時代に習った西岸海洋性気候，暖流があたってその影響で高緯度の割に温暖な気候になるって，本当だったと実際に知りました．ご覧の通り，芝が青い．なるほど，芝のスポーツが盛んなわけだ．テニス，サッカーラグビー，そしてゴルフ．クリケットや乗馬．

　友だちのスティーブを尋ねてオックスフォードを訪れた．2005年，ロシアで知り合ったメンバーの一人．ジャズミュージシャンでベースをひいている．オックスフォードは小さな町で，古くから教会がたくさんある街．今は，みんな大学になっていて30以上の大学があるという．世界から多くの学生がここに集まるという．街は若者だらけだった．彼はここで古代ローマ史とギリシャ史を教えているという．ステージでは飾り物のバラライカをベース代わりに弾いちゃうようなお調子者の彼が，教授？！！ビールをごちそうになり，お国料理のフィッシュ＆チップスをおごってもらったから悪口はこの辺まで．

　石畳の小道，石を積み上げた塀，石でできた壁．とにかくイギリスは石の文化だった．たくさん写真も撮れた．