2011年は身近な場所を見直した年だった.10月中旬の奥日光,1本のマユミの樹.その赤い実が印象的だった.このときの様子は地元ミニコミ紙『新しい足利』107号に掲載された.『ミニ旅行』というタイトルでもう36回を断続的に掲載.これを少しずつウエブ上に再掲載する作業を2011年に開始.のんびりと暇に任せての仕事で楽しくやらせてもらっている.
以下,この掲載の引用です.
奥日光の秋は早い.せっかちなナナカマドは体育の日を待たずに白根山を一気に駆け下りて山肌を紅くする.小田代が原の草もみじは9月下旬から赤や黄色の絨毯を敷いてこれを迎える.
錦絵の様になるのが10月半ば.渋滞のいろは坂には群馬,栃木に茨城,東京など近圏からのクルマに混じり名古屋など遠くのナンバーも.さすが日光とうなずく.
立ち木観音付近の駐車場に停め徒歩10分.イタリア大使館別荘記念公園がある.ここから湖畔に沿って歩く.石を踏む音に波の音が重なる.人気はなく,たまにすれ違うは登山帰りのハイカー.
先の方に何やら陽気な5,6人のグループ.手には筆とパレット.退職後の絵画クラブのメンバーだという.ちゃん付けで呼び合う仲で宴会の話題で盛り上がっていた.
画紙には色鮮やかに男体山と湖岸のカーブ.私は構図を真似てシャッターを切った.
さて,今年はいくつか勉強したい事ができた.2011年の課題としていた事が具体的に進められるような状況ができたので,がんばってみたいと,考えている.どんなこと?それはうまくいってからこのページか,もっと先のページかに書くとして,今年の年頭の一枚はここまでにしましょう.
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